生理がくるとカンジダが治る?

一度感染するとなかなか治らないカンジダですが、生理が来ると症状が落ち着くので治ったように感じる場合もあります。
生理前に激しいかぶれや痛みを伴う不快症状が生理が来ると同時に落ち着き、体調や出血にも異常がみられることが少ないのでそのまま気がつくことができずに、治療を行わない人も多いようです。
自然に治ることもありますが、最悪な場合、膣や子宮の奥まで炎症が進むと体調不良や不妊などの原因にもなるので注意が必要です。
個人差がありますが、生理前症状のひとつにデリケートゾーンに強い痒みやかぶれを引き起こすこともあります。

またカンジダ菌はちょっとした条件が揃うことで再発しやすく、自然治癒することも稀なので、放置することはあまり良い事とはいえません。
膣内は通常弱酸性~酸性に保たれていることでカンジダ菌が繁殖しにくい環境になっているといわれています。
ストレスやデリケートゾーンが蒸れやすい・傷つきやすい服装、抗生物質を服薬することで体内バランスがくずれるなどを理由に膣内の酸性バランスが崩れることでカンジダ菌の力が強くなります。
通常人間の体には回復機能が備わっており、正常な状態であれば、すぐ膣内の様々な菌のバランスが整い膣炎にまでは進行はしません。
このような条件が揃うことでカンジダ特有の症状や強いかゆみや炎症、摩擦による出血などが起こるしくみとなっています。
生理中は経血の排出により膣内の環境が変わるので菌の減少や、一旦落ち着く為、治ったような錯覚におちいることもあります。

しかし生理期間が終わると、また症状が再発することが殆どで経過をよく観察することが重要になります。
生理期間中は基本的に膣用錠剤といった薬は経血によって流れてしまう為、使用できないことがほとんどです。
その期間に治療が重なった場合は一旦治療を中止し、生理が終了した後で治療を再開することが殆どのようです。
治療方法や薬の選び方は医師によって違います。
しかし生理前に症状の自覚がある場合は一度医療機関を受診することで症状の重症化を防ぐことも可能です。

カンジダになった場合に出来る投薬以外のケアの方法

治療中に生理期間に当たってしまった時は、ナプキンをこまめに交換したり、デリケートゾーンを清潔に保つことで症状を抑えることが可能です。
特に生理期間が終了に近づくにつれて経血の出血も少なくなります。
膣内ではカンジダ菌が繁殖しやすい環境になり、またナプキンは高温多湿な菌が好みやすい環境をつくったり、摩擦などで肌に直接触れている部分を刺激することで小さな傷ができ、その部分に入り込んだり炎症をひきおこしたりします。
このような状態を作ってしまうとかぶれや炎症など症状をさらに悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

基本的にはトイレを使用する度にナプキンを交換したり、適度にデリケートゾーンの経血を洗い流すなど、清潔に保つことで生理期間終了後は膣用錠剤のような薬が入っていなくても症状を軽くすることができます。
デリケートゾーンは大変弱いので石鹸など強い成分でこまめに洗浄したり、ゴシゴシ洗いは傷つけてしまい悪化する原因にもなります。
洗浄の際はぬるま湯のビデやシャワーといった清潔な水を使用し、軽く流す程度にとどめることがよいとされています。

このように症状は一旦治まりますが、「治る」ということではありませんので、生理期間が終わり次第直ぐに医療機関を受診したり、日頃から異常がないかチェックすることで症状を最小限におさめることが可能になります。
夏場は暑さで体のバランスが崩れたり、デリケートゾーンが蒸れたりするだけでもこの症状に悩まされることもあります。
通気性のよい生理用品や、デリケートゾーン用の優しいアイテムを使用したり、通気性のよい素材の服装や環境づくりも投薬以外のケアの方法のひとつとなります。